参議院通常選挙まで、あと2ヶ月を切りました。各政党は参院選挙の候補者選びに奔走しています。
参議院議員は定数が242名であり、このうちの半数121名が今回改選期になります。さらに、121名のうち73名が都道府県を選挙区として改選され、48名が有権者の投票した各政党ごとの得票数に比例して選ばれます。
この拘束名簿式比例投票方式は、比例候補者自身の得票が、その候補者の所属している政党の得票にも上積みする効果をもたらすため、各政党は有権者の多くの方が知っている候補者を選ぶことに躍起となるのです。現在参議院では、衆議院と違って民主党は単独過半数の議席を持っていません。民主党は、今回の参議院選挙で過半数の獲得を目論み、小沢幹事長は有名人に声を掛け候補者の擁立を図っています。
つい最近、皆さんが良くご存じのスポーツ、芸能分野で活躍されている方々が続々と立候補の意思表明し、注目されています。
しかしこれは、党利党略による候補者選びと断じます。国政は「政治とカネ」の問題、沖縄県における米軍基地移設問題で、国民の皆さんからの信頼を全く失っています。この国難に立ち向かって行われる国政選挙が、7月の参議院通常選挙なのです。今こそ国民の皆さんから信頼される清廉な政治家、外交・防衛問題に詳しい政治家が望まれています。このときに、頭数をそろえる為としか思えない、国政に疎い方を候補者とすることは、責任政党のリーダーとしての資質に欠けます。
有権者の皆さんも、単によく知っている候補者だからというだけで、大事な一票を使わないでいただきたい。
参議院議員は、当選すれば1年間約2400万円を6年間に亘り歳費、諸経費として受納します。国民の皆さんの税金から支出されるのです。平成20年に所得税を納められた方は、約2400万人です。単純計算ですが、2400万人の納税者の方一人一人が、納めた税金のうちから国を経由して参議院議員の懐に入れているのです。こうなれば他人事ではないでしょう。
大切な皆さんの税金です。大事に使わせていただかなければならないと思います。本当に役に立ってもらえる方に立候補をお願いし、その方に危うくなっている日本の正しい舵取りを託すために、厳しいご判断を求めて已みません。
(2010年5月12日)















